絵本作家の高橋和枝さんとのクリスマス絵本の二人展です。
偶然同じ出版社から同じ日にクリスマス絵本を出版したご縁で二人展をさせていただきました。
高橋和枝さん→http://kumanekonikki.jugem.jp

双子の姉(種村安希子)との二人展です。
姉は、自身がデザインした紙「Tender Green」を使用した貼箱（貼箱専門店BOX＆NEEDLEで販売中）、
私は絵本「きいのいえで」の原画、そして二人で合作した絵も展示しました。

今はいない人たちも、写真の中で笑っている。
それを描いていると、生前を知らない人すらも知っているような親しさがわく。
何度も思い出すことは、写真の中の時間にもう一度光を見つけるようなこと。

生まれ育った土地でそれぞれ家族をつくって、住んでいる母たち三人の姉妹。
集まると話がつきない。今は亡き祖父母も、話の中ではいつでも現在形。
子供の頃から、時々きく母たち家族の思い出話が好きだった。
土地のことを考えるとき、母たちの話を思い出す。

ある夏田舎に帰ると、近所にあった森がまるごと住宅地に変わっていた。
新築の家々には、カラフルな旗があっけらかんとはためいていた。
生まれ育った土地に住み続ける母と伯母たち三人の姉妹。
変わっていく土地と、変わらずに住み続ける人たちのこと。